2015年11月21日 第4回 BURAKU HERITAGE 交流会
2015年11月21日、東京の荒川さつき会館にて第4回BH交流会が開催されました。子連れの参加も大歓迎なBHの交流会では、子ども達の賑やかな声とともに部落問題について語り合いました。
みどりんによるワークショップ「部落問題・これって本当?」では個々に知り得た部落の情報を書き出し、それを事実かイメージか、全体か一部かに分類するというものをグループに分かれて行いました。その中には「結婚差別」や「寝た子を起こすな」、「ガラが悪い」、「タブー視される」などがあり、「ここに分類されてるけど、これってこっちじゃない?」など意見が交わされ、「なにしてるの?」と子ども達も一緒に和やかな雰囲気で進みました。
ワークショップのあと休憩を挟み、りゅうしによる「部落問題基礎講座」とメンバーも交えての質疑応答が行われました。質疑応答では「基礎講座でも出た結婚差別、就職差別以外にどんな差別があるのか知りたい」という質問があり、差別ハガキ事件(※1)が挙げられ、直接ハガキを手にしたメンバーから受け取った当時の事や「未だに夢に見る」という話がありました。その後も質問が続き子ども達だけでなく大人も賑やかな交流会でした。
今回もたくさんの方にご参加いただきありがとうございます。
笑い声あり、子ども達の遊ぶ賑やかな声とそれを愛でる大人達の眼差しあり、主催側ながら楽しませていただきました。
ワークショップでは活発に意見が交わされ、基礎講座では用紙いっぱいにメモを取る参加者の姿に、部落問題を知りたいと思っている人がこんなにもいるんだなぁと今回の交流会でも感じ、これからも参加者はもちろんメンバーも楽しめるイベントをしていきたいと思った交流会でした。
今後は交流会だけでなくいろいろな企画を考えておりますので、決まり次第ホームページやFacebookにてお知らせいたします。その際、興味がございましたら是非ご参加下さい。
※1)差別ハガキ事件…2003年5月から都内を中心に被差別部落出身者・部落解放同盟の同盟員等やその自宅周辺に悪質な差別ハガキ・手紙・物品がおくりつけられる事件。
(報告 みよ)