今までのテーマトーク

今月のテーマは「なぜ部落問題に関わっているの?」です!

関わらないという選択肢もある中で、関わる事を選んだメンバーたち。その思いを綴っていただきました。

たみ なんでだろ(笑)

多分最初は、活動家である親の期待にこたえなきゃとか、差別が恐いとか、部落問題に無関心な人が多くてそれが嫌だったとかってことから始まってるんだと思います。

けど、今はちょっと違ってきてて(さすがに親の期待にこたえなきゃはちょっとどころじゃなく全然違いますが…)、いろんな人が幸せになるためのヒントが部落問題(を含むマイノリティの問題)にあると思ってるから、かな。
社会の歪みってマイノリティとか弱者にしわ寄せがいくものと思うんだけど、逆に、マイノリティ問題から社会の歪みを減らしていけたらいいな…みたいな。

自分も幸せになりたいし、周りも幸せにしたいしって思った時に、ずっと身近にあった部落問題がそのツールになることに気付いた、で、実際に手応えも感じるようになって、充実してるし楽しいからって感じかな。

でもって、先日第二子が誕生して幸せにしたい人がまた増えたので、これから益々パワーアップしていろいろやっていきたいなと思ってます。(2013/06/17)

りゅうし  大学に入ってから、あちこちの部落にフィールドワークに出かけたり、大学のとなりの部落に通うようになったり、部落解放運動を通じて出会った人たちが増えていきました。簡単に言えば、そうした人たちが差別されるのはかなわんということで、差別をなくすという大それたことは言えないにしても、何とかましにしていきたい。そのためにマジョリティとマイノリティの置かれている状況の違いや、部落問題の現状を可視化させるような研究を続けています。(2013/7/15)

ともえ 自分が部落出身であるという事実だけは小学生の頃に親から知らされたが、部落のことについて何にも詳しいことを知らなかった。幸いにして、大学で学ぶ機会を得た。自分のふるさとをはじめ、各地の部落で人との出会いを通して部落問題について、学び考えることができた。学び始めて13年目。なぜ部落問題について考えたり発信したりするのか。それは、自分が社会と対峙する際の重要な切り口となっているから。この社会はどうなっているのか、自分はどんな社会を望むのか、そして、自分はどう生きていきたいのかを考えること。それらの問いと向き合うにあたって、具体的なテーマとして、私にたまたま与えられたのが部落もしくは部落問題なのだと気づいた。だから、講演などで話をするとき、私にとっては部落問題だったけれど、あなたにとっては、あなたと社会を切り結ぶものは何ですか?と問いかけるようにしている。(2013/8/11)