今までのテーマトーク

4月のテーマは「自分より下の世代の、”部落の後輩たち”に伝えたいメッセージは?」です!

(テーマ設定 みどりん)

たみ どう生きるも、自由だと思います。「部落」を自分の人生の中でどう位置づけるのかも。一番大事なことは、まず、本人が幸せであることだと思うから。

でも、私たちは差別とは無縁では生きていけない。部落問題において差別される可能性があるということだけではなく、逆の立場、自分がマジョリティである問題も沢山あるからです。私たちはマイノリティでもあるけど、マジョリティでもある。そこは踏まえて生きていって欲しいなと思います。

 

それと、もし、差別を受けたり、部落差別が原因で苦しむことがあったりした時は、もし、身近に相談できる人がいなかったとしても、相談しても全く理解してもらえなかったとしても、でも、ひとりじゃないんだということだけは知っていて欲しいです。あなたを支えたいと思っている人は沢山いるということを。いろんな情報に触れて、信頼出来そうだと感じた人や場所があったら、コンタクトをとってもらえると嬉しいです。それは、このサイトかもしれないし、どこかの団体かもしれないし、本の著者かもしれないけど、どこかにはいるはずです。是非。(2012/4/12)

みどりん もし、部落にルーツがある、ということが、自分のアイデンティティの大した割合を占めないとしても、それ自体は全然問題ない、その人の自由だと思います。(ただ、リスクヘッジとして、「立場の自覚」「部落問題の学習」は大切だと私は思っています。)

 

部落のこどもたちや後輩たちに知ってほしいこと(というか、これが腑に落ちたら楽じゃないかな、と思うこと)がいくつかあります。

 

・社会には残念ながら部落差別がまだ残っていて、当事者であるあなたにも差別を受ける可能性はある、ということ。

・でも、差別を受ける立場だからと言って、人の値打ちは下がらないということ。

・差別をする人=悪い人、という考え方はしないほうがいいということ。

 普通の人が、差別をしてしまう構造が社会にある。差別する人も生い立ちの中でそういう価値観になっている。

 だから、もしその人が大事な人であれば、その人に差別者のレッテルを貼って、関係を切るようなことはしなくてもいいし、あせらず、がんばりすぎず、ぼちぼち伝えていくことが大切なんじゃないかと思います。

・そして、自分のルーツに関わることや、差別を受けて悩んだり迷ったりして、近くに相談できる人がいない時は、私やたみちゃんや、このサイトに連絡ください。微力かもしれないけど、きっと力になります。

 

それから、部落問題を学ぶことはおもしろいです。

自分の家族や、自分が生まれた地域の歴史をひもといていくことは楽しいし、「部落」というテーマから広がっていったネットワークは、私の人生を間違いなく豊かにしました。部落問題を考えることをきっかけに、たくさんの気づき、学びがありました。部落に生まれたことは、差別されるリスクを生むだけでなく、あなたのHeritage(財産)になる可能性があります。私にとって、そうであるように。(2012/4/16)

C 今は嫌な思いや理不尽な思いをしてるかもしれないけどそれは絶対にずっと続くわけじゃありません。何か前向きなものに変えていけるはず。そう思っていればそのうちスイッチが切り替わります。一人でだめなら他のメンバーの言うようにこのホームページだってあるし!(2012/4/16)

 

ともえ 出会おう!(で、20歳になったら出会いに乾杯しよ!)

同じような悩みや喜びを感じている人たちは日本各地・世界各地にいるよ。(2012/7/11)